読了本

ハリポタ原著5巻を地道に読んでいる。翻訳が出る前に読み終わってしまいたいのだが今やっと400ページを越えたところ。何だかやけにダークな展開で、人死にやら流血ざたやら、ダレン・シャンの最初の数巻といい勝負(ダレンの方は失速しちゃったけど)。
ここのところの珠玉のコミックス出版ラッシュで嬉しい悲鳴、ただたくさん買っても時間がなくてちびちびとしか読めないのが悲しい。
『雨柳堂夢咄 其ノ10』波津彬子朝日ソノラマ)。
充実の一冊。かんざしを売る男の話、こういう怖いオチになるのは波津さんには珍しいような気がしてとても印象に残った。たとえ途中まで怖くても最後にはほっこり可愛く、あるいはしんみりと余韻を残して終わるイメージがあるので。
『中国の鳥』波津彬子小学館)。
ソノラマコミックスとずいぶん紙質が違い、やけに白くて目にまぶしい。家庭教師の話の「剣と魔法の異世界ファンタジー」も波津さんの固定イメージをくつがえすようで新鮮だった。あとどうやら森薫さんのおかげでメイドに敏感に反応するようになってしまったらしい……。