ベランダー日報

ギボウシ寒河江”その後。
芽出しからたった半月ほどですでに直径1メートルに成長している。これ以上大きくなったら置く場所がないぞ。黄緑でふちどりされた深緑の葉の上に朝露が玉のごとく光っている姿は神々しいばかりに美しいのだが、家族からは「葉っぱのお化け」と呼ばれている。せめて葉っぱの王様と言ってほしい……。

バラが咲いた。
すべての鉢からつぼみはあがってきているが、一番乗りはレモンイエローの原種カナリー・バードだ。ベランダの手すりから枝垂れさせていたのを、私が誘引をサボったのだと勘違いした父が枝を支柱にくくりつけてしまったので何やら妙なオブジェと化している。次がハイブリッドムスクのコーネリア、小さめのオレンジがかったピンクが一輪。今朝はイングリッシュローズのグラミス・キャッスルが咲いていた。虫が囓った跡があったけど。コガネムシかなあ。これらはすべて日当たりのいい物干しベランダにおいてあるもので、日陰ベランダのはまだひとつも咲いていない。