週末の園芸家

ボリジ。
かねてからの懸案だった「コンパニオン・プランツの分際で主役のイチゴを抑えこんで繁りまくっているボリジを引っこ抜く」作業を実行。ボリジは無事に花壇の隙間へと移植された。「イチゴと一緒に植えよう!」という某ホームセンターのポップは決して同じ鉢に植えることを推奨するものではなかったのだな、ということを身をもって学んでしまったが、同じ罠に陥ったイチゴ栽培ビギナーは多かったのではなかろうか。まさかこんなに大きくなるとは思わないもんなあ。販売店は「イチゴのそばにボリジを植えよう、でも同じ鉢には植えないでね」と書いておくべきだと思うぞ。
ところで何故ボリジがイチゴのコンパニオン・プランツなのか? その香りで蜂などを呼びイチゴの受粉を助けるのだと聞いたが、それなら別にボリジじゃなくてもいいような。他の植物の生育を助ける成分を出すというローマンカモミールを一緒に植えた鉢はいい感じなのだが、春からどうなるのか気が抜けない。これもボウボウに繁りだしたらどうしよう。ちなみにジャーマンカモミールは冬の間にすでにボーボー。
ボロニア。
ちょっと鉢を増やしすぎた。いろいろな種類が出回っているので見つけるたびについ買ってしまう。ゴンドールの執政家を投影してしまったのも購入意欲に拍車をかけた。“ファラミア”と命名した黄緑色のボロニア・ルーティアはうっかり水切れさせたせいで息も絶え絶え。許せ、決して燃やしたりはしないから生き返ってくれ、との思いを込めて鉢増し。びっしり根が回っていたから乾きやすかったのだな。
命名“ボロミア”(ボロニア・クレヌラータの白花)はセイタカノッポのためすぐ風で倒れる。花の盛りも過ぎたようでいっそう哀れをさそう。これも鉢増し。花が終わるまで待っていられない。黒紫と黄色のツートンカラーがお洒落なボロニア・メガスティグマを“デネソール”と命名して3つ並べてみたいところなのだが、さすがにこれ以上増やすのはやばいので自粛。