年末年始の読書

古本屋で夢路行『夢見た春』を発見して嬉しかった。
ぶ〜けコミックスのに出会うはこれがお初。他にとっても状態のいい「謡う海」「天からの贈り物」「みちしるべ」「萩の原日記」「蒼天をみる想い」もあったが、どれも所有済みなので見送った。うーん、絶版作品の復刊、いつなのかな。
キャサリン・ネヴィル『サークル・マジック 上・下』読了。
まあまあ面白かったのだけれど、あとがきに書かれていたような“仕掛け”が分からなかったので消化不良ぎみ。『8』の焼き直しみたいに感じられてしまったのは何か読み損なっているのかも。キリスト教圏の人なら別の感慨があるのかな? あとネヴィルの書くヒロインって何だかいつも同じだな。『8』よりハーレクイン色が濃いような気もするのだけど、私もロマンスよりロマンが好きなほうなのでツラく感じた場面がちらほら……。
エリス・ピーターズ『陶工の畑』『デーン人の夏』読了。
修道士カドフェルシリーズも残すところあと3冊。 ミステリとしてはあまり面白くないけど、歴史ものとして興味深く読める。デーン人のラストはきれいでよかったな。
沢井建『イオナ』全9巻 読了。
小学館文庫だと6冊。いやー、面白かった。セクシーダイナマイトな小学校教師イオナが巻き起こすドタバタコメディ、なんだけれど。ラストには脱帽。泣きそうになってしまった。イオナってかっこいい。