読了本
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/10/25
- メディア: 単行本
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けっこうホラー寄り。面白かったかというと……正直よく分からなかった。つまらなかった訳じゃなくて、こういう「答えが出ない」系の話はあんまり得意じゃないのだ。でも、終盤に出てきたゴーストの絵のエピソード、女がゴーストになる理由が分かっているからかべつだん怖さを感じないのだけど、「夜行」の女は何で出てくるのか、出てきたからどうだというのかがはっきり分からないから、妙にぞくぞくする。ぼんやりしてとらえどころがない、この話の魅力はそういう部分にあるのかなとは思った。