読了本
- 作者: 阿部智里
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/07/21
- メディア: 単行本
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八咫烏シリーズ5作目。……なんだけど、これまでとはずいぶん毛色が違う。かなりホラー寄りなこともあるが、正直ポカーンとなってしまった。日本神話・昔話うんちく詰め込んだものの、消化しきれてない印象。登場人物もヒステリックでエキセントリックな幼い感じのやつばっかりだし。あの奈月彦でさえだよ? それでこのオチ、どう納得すればいいのだ。ごめんで済んだら警察いらないんだよ? いままでの深みはどこいっちゃったんだ。語られてない“物語の裏”があるから妙にスカスカに思えてしまうのだろうか。志帆が治した男とか、名前でてこなかったけどホントは名無しじゃないよね多分。
巻末には「第一部完結編 2017年夏刊行予定!」と書いてあった。は? 完結なのはともかく、第一部、ですと?? キーッ、結局作者に翻弄されっぱなしだぁ!