読了本

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤/山本巧次
シリーズ第2弾。江戸の「おゆう」と平成の「優佳」のギャップが楽しい。おゆうは意中の同心を誘惑するたびに邪魔が入りまくりだし、優佳は気心の知れた分析マニアの友人に助けられてばかりだし。そういうラブコメ的な楽しさもありつつ、事件のほうもなかなか手が込んでいて最後まで面白く読めた。指紋とかDNA鑑定とかの結果を知らせずに、どうやって推理を積み上げて、辻褄も合わせていくかがミソだよね。