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鴨川食堂

鴨川食堂

鴨川食堂おかわり

鴨川食堂おかわり

鴨川食堂
鴨川食堂おかわり/柏井壽
もと警察官?のお父さんと、行き遅れ?の娘が営む食堂は、依頼者の思い出の味を探す探偵業もやってるのだった。な、なんじゃこの美味そうな小説はー! 舞台は京都で、作者も生粋の京都人のようだが、出されるおまかせ定食を「京料理なんてもんじゃない」ってアナタ、謙遜を通り越してイヤミですわ。でも京都さんだからねぇ……。ってそんなイケズな雰囲気でもなく、どちらかといえばホンワカはんなりな人情もの。流とこいしはめっちゃ仲良し父娘だしね。ただ毎回、判を押したように同じ流れ(猫や支払いに関するやりとりなど)になるので、もう少し回ごとに変化があるといいのにとは思った。あと、こいしと浩さんとが少しは進展をみせるとか。そこがいちばん気になるんですけど! どうでもいいけど著者が男性でびっくりした。それじゃ恋愛展開はないかぁ。