読了本

決壊石奇譚 百年の記憶

決壊石奇譚 百年の記憶

決壊石奇譚 百年の記憶/三木笙子
表紙に惹かれて読み始めた。お耽美系だったらどうしよ……と危惧していたが、どこか宮沢賢治入ってるような仄暗い透明感のあるファンタジーでなかなか面白かった、のだが。え、これで終わり? 副題に百年とあるから、三世代の話になって当然ではあるのだけど。表紙のふたりより爺さん世代の比重がちょっと多めだったなぁ。若者たちのこれからをもっと読みたかったけど。まあ、きっと心配はいらないのだろう。でもマジにこれで終わり?