読了本

三軒茶屋星座館 春のカリスト

三軒茶屋星座館　春のカリスト／柴崎竜人
シリーズ３作目にして衝撃の展開が続く。ラスト一行には背筋が寒くなった。順当に行ったら次の巻で四季がひと巡りして物語も完結するのだろうが、いったいどうなってしまうのか。それにしても彼女の不在は寂しい。……めっちゃ寂しい！　エロの権化・全能にして不能の神（笑）ゼウスは相変わらずの絶倫っぷりで星座解説を彩っていた。「ゼウスとセックスって似てない？　意味的に」は言い得て妙すぎて思わず笑ってしまった。

アンデッドガール・マーダーファルス 1 (講談社タイガ)

アンデッドガール・マーダーファルス　１／青崎有吾
内容的には少年マンガっぽくてレーベルによく合っている（コミカライズしてもいいと思う）が、意外とミステリ好き・ホラー好きの心をくすぐる良作である。テンポがよくて面白かった。鴉夜、津軽、静句（これまた厨二心をくすぐるネーミング）の掛け合いも薄ら寒くて楽しい。次はなにがネタになるのかな、続きが待たれる。