読了本

図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)

図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)

図書館の魔女 第二巻/高田大介
地下の冒険&キリヒト身元バレ編。先が読みたくてずいぶんトバしてしまった感は否めない(再読なのに。なんどめだマツリカ、って習字で書かされるレベル)。来月続きが出たらまた最初からじっくり読みなおそう。襲撃から詰問と和解を経て縦坑に至るくだりが好きすぎる……。あと「マツリカとキリヒトのお買い物」の一幕っていうスピンオフはぜひ実現してほしい。帯によるとシリーズ3作目が今年中に出るんだね! ばっちこーい!

初恋料理教室

初恋料理教室

初恋料理教室/藤野恵美
京都の古い長屋で開かれる男性向け料理教室を舞台にした連作短編集。今は食ネタもの流行りでたくさん出てるけど、そのなかでも個人的にかなり好みだった。料理は美味しそうなうえに勉強になるし、いろんな意味での“初恋”が描かれるのもよかった。京女の優しさと凄み(笑)を感じさせる第四話がとくに面白かったな。にしても、てっきり表紙は愛子先生だと思っていたので、あれっと思ったが、終章で納得。

入り婿侍商い帖 関宿御用達 (3) (角川文庫)

入り婿侍商い帖 関宿御用達 (3) (角川文庫)

入り婿侍商い帖 関宿御用達 3/千野隆司
まっとうな商いで順調に大きくなっていってた大黒屋。が、天災はそんなことに頓着してくれない。いちど燃え広がると手がつけられず、大きな被害を出すのが江戸の火事であった。熊本の災害が起こったばかりだから、いろいろと考えさせられた。命あるかぎり、諦めたり腐ったり人を傷つけたりしてはいけないね。情けは人の為ならずというけれど、お義父さんは運の良い人だ。角次郎という婿をゲットしたことも含めて。