読了本

図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)

図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)

図書館の魔女 第一巻/高田大介
文庫版がついに刊行開始。あれっ、特に分厚くないね。手が疲れなくて読みやすい。でも巻を追うごとにレンガ化していくのだろうか。一巻は“山育ちの少年と高い塔の少女の出逢い”編。ああ、もう、キリヒト可愛いなあ。最初はおミソ扱いだったのが、徐々にできることが増えてきて、いつしかマツリカにとってなくてはならない存在になっていく。指話の練習に熱中するあまり一気にふたりの距離が縮まるくだりがたまらん! それにしてもお昼ごはんのガテン系/激甘ガレットがうまそう。

和食とうま味のミステリー 国産麹菌オリゼがつむぐ千年の物語/北本勝ひこ
発酵食品を使わないで献立を作ろうとすると、思いのほか味気ないものになるという。なにせ調味料としての味噌も醤油も酒も酢も使えない。それらを作るのに必要なのがコウジカビだ。“国菌”である麹は野生の菌を家畜化して毒を出さないようにしたものだったとか、菌もスゴいが日本人もよーやるわー。国際学会で「日本には菌が主役の漫画がある」と紹介してウケを取ってるという逸話には笑った。オリゼーかわゆす。