読了本

キッチン戦争

キッチン戦争

キッチン戦争/樋口直哉
途中まで、なぜか樋口有介作品かと思って読んでいた。なんかいつもの樋口さんと違うなぁとか思いながら。そりゃ別人だもん違うわけだよ! でも文体って不思議だな、ほんと個性って出るものなのね。著者はフレンチ料理人でもあるそうで、料理の描写はさすがなのだが、心理描写とかがすごい淡々としてて、抑揚や旨味に欠けるっていうか……なので盛り上がるべきところで盛り上がらなかった印象。もったいない。