読了本・コミックス

ロボッとうさん 1 (ビッグコミックス)

ロボッとうさん 1 (ビッグコミックス)

ロボッとうさん 1/有永イネ
有永さんがギャグを描くとは意外だった。ただのギャグではない深みもあるけれども、ギャグ自体はもうキレッキレなんである。蓮助の害のないおバカっぷりも笑えたが、委員長が登場してからは、比喩でなくマジで噴き出しちゃって腹筋が鍛えられることこの上なかった。いのちかわいい!! 読んでて実に幸せになるマンガ。「1」の表記が実に嬉しい。続きが楽しみだ。

鬼さん、どちら (ビッグコミックス)

鬼さん、どちら (ビッグコミックス)

鬼さん、どちら/有永イネ
マイノリティは差別される。だから、あらゆることにおいて人は多数派になりたがる。同族の雲のなかに守られて、あちら側じゃなくてよかったと安心したいから。……でも、マイノリティのままで何が悪いのだ、と勇気を持って声を上げるべきじゃないか? ……なんて、ムリヤリにも前向きになって見えない敵と闘わなくちゃいけないか? みたいなことを考えさせられる。

ほいくの王さま(1) (モーニング KC)

ほいくの王さま(1) (モーニング KC)

ほいくの王さま(2) (モーニング KC)

ほいくの王さま(2) (モーニング KC)

ほいくの王さま 1・2/落合さより
男性保育士もまたマイノリティ。そして保育の世界はきれいごとじゃやってけない。読んでて胃が痛くなった。男ばかりの保育園だからよけいに揉め事が起きるのか? たぶんそうではないのだろう。圧倒的に女が多いところなら尚更、だろうし。もっとまったり子育てできたらいいのに、圧倒的にカネもマンパワーも足りない現実。だからとにかく現場の人間ががんばるしかない。どこもそうだよなぁ。育せんせーたちが心折れたりしないよう祈る。