読了本・コミックス

血界戦線 Back 2 Back 1 ライツ、カメラ、アクション!/内藤泰弘
シーズン2開幕。同時にシーズン1、全10巻も大人買いしてお値段以上に楽しみました。アニメは原作コミックほとんどそのまんまだったのね。ていうか、色やら音やら動きやらついてるアニメと比べても全然遜色ないのよね。アニメでやらなかった原作オリジナルエピソードをテレビで観なかった気がしない……だってふつうに映像で脳内再生されるよ? 情報量すごいのにスピード感はんぱなくて、適度にシリアスとコミカルが混ざり合ってて重たくならないのとか、いったいどうやって話作って描いてんだろ。日本の漫画家ほんとすごいわ。

ふらいんぐうぃっち 3/石塚千尋
1巻からまとめ買い。今度アニメ化するそうで。「よつばと!」のライトファンタジー版みたいな雰囲気。いい意味で、よつばとのアクがなくて読みやすい。よつばとはあれで結構キャラの主張が強かったり、デフォルメが激しかったりしてるんだなあ……と逆に気づかされた。人見知り幽霊店員のお面には笑った。

雪花の虎 1・2/東村アキコ
うーん……? プロローグでいきなりカラーページ入ったりとか、なかなかドラマチックで良いかなと最初は思ったんだけど。なんか、阿部川キネコが『姫武将政宗伝ぼんたん!!』でやったことをぜんぜん超えてくんないので、面白さがいまひとつ。あっちは正宗でこっちは謙信なんだから、違うアプローチができるはずなのに。違うといえば歴史嫌いの読者のための変なナビ、作者のファンで読む人にはいいのかもだが、物語に集中できないのでやめてほしい。と、ついマイナス評価ばかりが積み重なってしまう。これ以上化けないのなら残念だ。