読了本

騎士(シヴァルリ)の息子 下 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)

騎士(シヴァルリ)の息子 下 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)

騎士(シヴァルリ)の息子 下/ロビン・ホブ著、鍛治靖子訳
うーん、しみじみ面白いね。犬が死に過ぎだと少々凹んでたのだが、ヤアンピ行でびっくり。確かにブリッチならそうだよなあ、くどくど説明しない人だから……。でも私もフィッツと同じように思っていた。あの事件はフィッツの人格形成に大きな影響を与えたんだけれど、その苦しみが巡り巡って“わが王”と絆を結ぶことになったのだから、禍福は糾える縄の如しとはよく言ったものだ。それにしても、まだ狼が出てこない!

リストランテ アモーレ

リストランテ アモーレ

リストランテ アモーレ/井上荒野
面白かった。恋愛小説が好きな人はグルメ描写も楽しめてお得だし、普通の恋愛ものが苦手な人は恋模様の意外なほどの軽妙さを楽しめる自分に驚けるだろう。エピソードも深刻にならないし、キャラもどこか愛嬌があっていい。松崎さんが赤面するシーンは可愛かった。ごはんはイタリアンでこじゃれてる。私はまず行かないタイプの店だけど、こうして読んで味わえれば満足だ。