読了本
- 作者: 七瀬晶
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/06/05
- メディア: 文庫
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吉原から逃げ出した少女の運命は予想外の方向に転がっていく。おいちはいつまで廓言葉使ってるんだとか、おたかは占い師信用しすぎだろとかツッコミ入れつつも、何だか妙に面白くてぐいぐい読んだ。助兵衛がただのスケベじゃなくて戦慄……。蔵様っていったい何者なんだろ。色々と消化しきれてない部分が残っているが(なんで殿様に真実を明かさないの?)、終わり方からするとまだ話は続くんだね。
- 作者: エミリー・ブライトウェル,田辺千幸
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/05/10
- メディア: 文庫
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ご主人さま大好きな使用人たちが、手柄を立ててもらおうと捜査を手助け……どころか、めっちゃ真相に誘導しまくるんだけど、本人はそれにまったく気づいてないという。もういっそJ夫人自身が探偵になればいいのに。でもヴィクトリア朝じゃそれはありえない、だからこそのシチュエーションが苦しいながらも面白かった。警部補が家でまったり寛いでるシーンが好き。
- 作者: 芝村凉也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/12
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時間軸は3巻の後だが、物語的にはエピソードゼロの続き。大婆がまたいつものようにアタマわるそーな悪役で、また話がグダグダするのかと思いきや、もの凄くぶっとんだ展開になってびっくり! 主人公あんまり役に立ってなかったけど、「氷姫」では別方向からアプローチしててしんみり面白かった。主人公が侍だからって必ずしもチャンバラ入れなくてもいい。