読了本・コミックス

ダンジョン飯 1/九井諒子
こんなぶっとんだ設定の話がめっちゃ端正な絵柄で描かれるのが素晴らしい。ローストバジリスクマンドレイクのオムレツなど、きちんと調理すればゴハンとして普通に美味そうなのもイイ。すぐに一線越えてグロ料理になっちゃうけど。「一番栄養豊富でおいしいところを食べなさい」と頭がそっと箸で添えられるのには噴いた。この笑いのセンスと間の取り方、ただ者じゃない。スライムの生態とか動く鎧とか、RPGのお約束を合理的・科学的に説明しようとするのも楽しい。にしてもこのペースじゃ妹を助けられるのはいつになるやら。