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模倣犯〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)

模倣犯〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)

模倣犯〈上〉 犯罪心理捜査官セバスチャン/M・ヨート、H・ローセンフェルト著、ヘレンハルメ美穂訳
シリーズ2作目。セバスチャン=執事、という変な刷り込みがあるのだが、気を取り直して。しかし前作のあの終わり方でこうくるとは思わなかったわー。いやいや、あんたにそんな資格ないでしょ? 最初から責任を放棄しといて。とか言われて潔く諦めるようなタマじゃない。でもさすがに頭が回ってないのか、保護すべき人物を逆に危険にさらすような真似を……うあああ、もどかしい! さらにハラルドソンがまさかの復活で悶絶もののウザさ。まあウルスラをはじめどのキャラもめんどくさいんだけど、おかげで不協和音が大きくなりつつある。前回の捜査ではセバスだけが異物だったのにね。今回視点がコロコロ変わるのがやや気になる。テレビドラマ的な手法だけど、小説だとちょっと。