読了本

晦日の月: 六尺文治捕物控 (光文社時代小説文庫)

晦日の月: 六尺文治捕物控 (光文社時代小説文庫)

晦日の月 六尺文治捕物控/中島要
夫婦からくり 六尺文治捕物控の前作(なので、とにかくセットで読むべし)。文治ってばお加代を女と意識する前からすでに尻に敷かれてんのね(笑)。序盤の文治はお加代の推理がなければ犯人の目星もつかず、確かにやや頼りない感じ。まあお加代の気の強さも相当なもんだが、『夫婦からくり』のほうで慣れたのかツンケンさがあまり気にならず。ていうか微笑ましいくらいツンデレや。六尺というあだ名に「人を駕籠かきか褌みてぇに呼ぶんじゃねぇ」と言い返すところは笑った。