読了本・コミックス

放課後さいころ倶楽部 1/中道裕大
ボードゲームやカードゲームなどのアナログゲームで遊ぶ女の子たちの物語。オンラインゲームと違って実際に数人が集まらなければプレイできないが、相手の反応をうかがいながらルールの巧妙さを楽しめるところが魅力だろうか。いろんなゲームが紹介されるなかで、「ミラーズホロウの人狼」なんてそれこそイマジネーションを働かせることで何倍もの面白さを発揮するゲームの見本だよなぁ。続きが楽しみ。

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)

宝石の国 1/市川春子
ふしぎな世界観。宝石人、28人しかいなくてよくやってけるね。死なないし、増えもしないみたいだけど、狩られて間引かれてはいるらしい。けっこうシビアな状況なのに、落ちこぼれのフェスをはじめ皆あまり緊張感や悲壮感がなくて、どこかとぼけた雰囲気が漂ってるのが面白い。月人たちの造形も不気味かつ神秘的で面白い。

つるつるとザラザラの間(1) (アフタヌーンKC)

つるつるとザラザラの間(1) (アフタヌーンKC)

つるつるとザラザラの間 1/月子
1話が短めのラブコメディ。てっきり、さやちゃんには何か秘密があるんだろうと思ってた……(宇宙人だとか)。ふつーにちょっと変わった趣味の女の子ってだけなのね。おふたりさんがとってもかわいいのと、両生類・爬虫類がキュートに描かれてるので、読んでてほっこりする。

出落ちガール 鈴木小波短編集/鈴木小波
シュールだったり、ホラーだったり、SFだったり。女の子が活躍する短編集。「ヒトミとゴクー」がいちばん好きだった。「お葬式フェア」の目の大きさが怖い。