読了本

特捜部Q ―キジ殺し―― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1853)

特捜部Q ―キジ殺し―― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1853)

特捜部Q キジ殺し/ユッシ・エーズラ・オールスン著、吉田薫・福原美穂子訳
シリーズ2作目。あれっ、前の巻と訳者が違うんだな。特に違和感はなかったけども、こなれた訳だったと思う。思わずニヤリと笑ってしまうこともしばしば。プロローグは誰の視点だろう、奇をてらって狐だったり……とか思ってたらやっぱりあの人だった。“砂漠のイモムシちゃん”こと奇人アサドは終盤こそ活躍するものの捜査中はそれほど目立たない、というのも新しくチームに加わったローセがまたかなり強烈な女だからで、その彼女にも内心一目置かれてる(と思う)ボスのカールはやっぱり凄腕なのだ。たとえ頭にお尻みたいな形のハゲがあっても。