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花のズボラ飯

花のズボラ飯

花のズボラ飯(2)

花のズボラ飯(2)

花のズボラ飯 1・2/久住昌之原作、水沢悦子漫画
面白かった! 完璧に企画勝ち。ロリなしでイケるというのはうさくん、もとい水沢さんの持つ漫画力が高いからで、それを見通した編集者もすごいなあと。最初の頃の花はまさしくズボラだったけど、決して料理が下手なワケじゃなくて手抜きもしくはテキトーというのが近い回もあったり(想像力は創造力であり応用力なのだ)。全力で食べることを楽しんでる姿にはときに吹き出したり苦笑したりしてしまいながらも好感が持てた。でも正直グルメ漫画ではないな。出てくる料理が美味しそうで食べたくなるというよりは、花みたいに幸せそうに美味しいものを食べたいなと思わせる漫画。そしてその様子が無駄にエロカワイイので、ちょっと読む人を選ぶかもしれない。
2巻の終わりのほうになるとヒューマンドラマ色も出てきたり。脳天気な人ほど心の綾には敏感だったりするものだ。まさか花に泣かされるとは。脇キャラも魅力的だし(とくにステキパン屋さんが好き)、すでに3巻が楽しみでならない。ゴロさんの果報者め! こういう子と結婚したら毎日が楽しいだろうな……ってしみじみ思う話がどっかにあったなぁ、と記憶を探ってて思い出した。「それ町」4巻の歩鳥と真田だわ。