読了本
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/29
- メディア: 単行本
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最初はダメダメなおもてなし課(公認の描写だったとは恐れ入った)のなかでも下っ端ヒヨッコでしかなかった掛水が徐々に成長していく姿は楽しかった。吉門の苦言を素直に受け入れられたからこそだよな。読んでいてすら「うわあ……」って感じなのに、言われ続けても反発せず、凹みもせず確実に血肉にしていける人って実際にはなかなかいない。で、いつラブシーンが入るんだろう、新聞連載なのにいつもみたいな衝動的かつ甘々な展開だったらどうしよう、などと内心ハラハラしてたのだが(笑)、割とおとなしめでしたね掛水も吉門も。吉門がかわいーんだまた。清遠一家はなんかほのぼのしててよかったなぁ。ほとんど奉仕の精神でおもてなし課を鍛えて去った清遠にはもっと見返りがあってもいいのに、なんて思ったけど吉門が帰ってきたことで十分おつりがくるのか。