読了本

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)

心星ひとつ みをつくし料理帖/高田郁
シリーズ6作目。料理人としての澪にさまざまな揺さぶりがかかる。その最たるものが「恋愛」なんだろうかねぇ女にとっては。家庭に入ったら、しかも武家の奥方となれば町方で調理場に立つのは無理だ。それにしても母上と早帆さん強引すぎだぜ。さすが小野寺家の女は強い。でも小松原の旦那は分かっていたよね、澪が料理人をやめられるわけがないって。この先ふたりがどうなるか分からないけど、結ばれるってことはなさそうな……。とにかく源斉先生の芽はまだつぶれてないと思うんだ。だからまだ身を引いたりしないで、そっと澪のこと見守っていてほしいな。傘を忘れていったシーンはちょっと安心しちゃったよ、やっぱりそーなんだ!って。