読了本
- 作者: 松村栄子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2010/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
『雨にもまけず粗茶一服』asin:4591114201、asin:4591114244の続編。前作のラスト、遊馬が一念発起して山籠もりを始めるくだりから話は再開する。ちょっと色々うろ覚えになってたけど……佐保と翠を混同してたし、哲哉って誰だっけ? みたいな(^^;。でもさすがに幸麿とカンナのことは忘れてなかったわ。この物語の裏主人公はカンナで、遊馬が飄々と修行に励んでるうちに彼女の出自も少しずつ明らかになっていく。だけど、そのことでちっとも立ち位置が揺らがないのは清々しかった。なんだか最後は遊馬食われてたな。まぁ風みたいな掴みどころのなさが彼の持ち味でもあるからね。行馬に対しても肝心なところではちゃんと兄貴らしく振る舞ってて。成長したんだなぁとしみじみ。さらなる続編はあるのかな? 「若様、じいにしごかれるの段」も読みたいよぅ。カバーは男性か女性かちょっと悩んだのだが、韓流スターの方なのね。遊馬のイメージなんだろうか。