読了本

ブックストアは危険がいっぱい (角川文庫)

ブックストアは危険がいっぱい (角川文庫)

ブックストアは危険がいっぱい/リシェル・ミード
あはは、なんだこれ。「魔法製作所」みたいな恋ありファンタジーありな話かと思ったら、パラノーマルロマンスだった。どうもラブシーンへのなだれ込み方が不自然だなあ……と思ってたんだ(半分くらいまで気づかなかった)。書店員とは仮の姿、実は男の精気を吸い取るサキュバスだったりするヒロインが、肉欲と倫理観のはざまで揺れ動きつつ、わりとガードが甘いのであっさりハードル越えまくりなあたりは個人的にあんまり興味がなかったのだが、聖書の記述と殺人(ほんとは人じゃなくてヴァンパイヤとか守護天使とかなんだけど)事件をからめた謎解きはけっこう面白かった。ので続きは読もうかな。人気作家・セスとの仲も気になるし。天使のカーターがかっこいいのでまた出てくると嬉しい。