読了本
- 作者: 宮村優子,磯光雄
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/07/31
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
先に完結巻を読んでしまったのだが、かなりアクティブな印象を受ける巻でもあり、先行きが分かっていても楽しめた。バスの墓場での連携プレーには燃えた。それにしても信彦が痛すぎる。他人を操りたいという気持ちだけで出来てる幼稚なオバケ、ということはイサコも分かっているのに、心を絡めとられたまま身動きができない。いや、たぶんもう呪縛は解けかかっているんだよね。似た者同士であるヤサコと戦うということは、もう一度子どもからやりなおし、大人になっていくということでもある。それでようやく、ずっと前に済ませておくはずだった兄離れ(実はその奥にもう一段階あったりする…)が促されるのだから。