読了本
- 作者: 大崎梢
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/09/11
- メディア: 単行本
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出版社の営業くんががんばる日常の謎もの、シリーズ第2弾。いやーこれ面白いなあ。どの回もハラハラさせられたが、とくに「新刊ナイト」と「君とぼくの待機会」が忘れがたい。登場する作品が架空のものなのにも関わらず、ものすごく面白そうなのもたまらん。読みたい!読ませろー!とわめきたくなる。あとこのシリーズは書き手/売り手/読み手のバランスが偏ってないだけでなく、そのどれをも大切に扱っているところがいいと思う。なぞなぞと出題者には思わずにやり。
- 作者: 倉知淳
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 単行本
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蔵出し短編集。ネコ度が割と高め。ていうか“ねこちやん”。何このじわじわくる字面(笑)。 本編でも「眠り猫、眠れ」と「猫と死の街」がかなり印象に残った。語り手の猫に対する思いの描写に味があってよかった。ミステリとして綺麗に落ちているなあと思ったのは「闇ニ笑フ」だけど、これってあちこちでよく使われる手なので、また?とちょっとだけ思ってしまった……。