読了本

ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋

シリーズ3作目かな(多作だしスピンオフとかもあってそろそろ混乱してきた)。前作「ナイチンゲール」と同時進行で話は進む。次第に現代医療に対する問題提起色が濃くなってきたね。それはそれで興味深くて、今回は殺人事件も起こらなかったけれど意外性のある展開でかなり面白かった。どんでん返しもこちらでは楽しめた。院内政治における丁々発止のやりとりには手に汗握ったし、速水の作る伝説には燃えた。そして満を持して登場の姫宮はまさかのドジっ子。背が高いということで、一反木綿な松下奈緒のイメージでほっこり。凄さの片鱗はかいま見せたものの、まだ「氷姫」の由来は分からない。実写版では登場してないみたいなのはやっぱり未知数なキャラだから?