読了本

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ森見登美彦
研究少年のファンタジックな日常。スコシ・フシギで居心地のよい世界、鮮やかな色彩と意表を突く展開。大人と子どもの境界があいまいなキャラクターたち、子ども同士の関係性と年上の女性への淡い憧れ。シュールなクライマックスと、思わず目が潤む甘酸っぱく切ないラスト。「有頂天家族」をぜひ、と思っていたけど(ぽんぽことかぶるからムリかなぁと思いつつ)今度こそ宮崎駿監督は映画化するべき。まぁ、宮さんでなくても、磯さんとか、細田さんとかでもいいな(えらそう)。とか言いながら頭のなかでは「それ町」の石黒正数でコミカライズして読んでたり。ハマモトさんはエビちゃんみたいだし、お姉さんは骨董屋の静を連想させるし。あ、あれもアニメ化したんだっけな……。