読了本
- 作者: 初野晴
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/09/01
- メディア: 単行本
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“ハルチカ”シリーズ(という名称がいつのまにか付いたらしい)第3弾。段階的にとあるトリック(伏せますが)を仕掛けてきて、最後にどかんと炸裂。ラスト、何が起こったのか一瞬わからなかった。今もよく分からない。え? え? じゃあ草壁先生とはどういう関係なの? 先生いったいどんな過去持ち? バカバカしくもファンタスティックな「ヴァナキュラー・モダニズム」、あと「十の秘密」のギャルバンは傑作だった。ハルのメガマウス&チカのどつき漫才も健在だ。
ただ、南高の演奏シーンが地区大会、県大会と飛ばされてたから、これはクライマックスで見せるんだろうと楽しみにしてたので、ちょっと肩すかしをくらった感じは残ったかも。まあ私の勝手な思い込みだし、『船に乗れ!』みたいなのとはまた方向性が違う作品だから、特に描かれなくてもしょうがないんだけどね。続編ではあるかな?