読了本

チーズと塩と豆と

チーズと塩と豆と

チーズと塩と豆と/井上荒野江國香織角田光代森絵都
もとはNHK-BSの企画ものだったらしい。その事情は特に説明されてはいないので、読みながら「どういうコンセプトの本なんだ?」とちょっと悩んだ。角田光代バスク地方(スペイン)、 井上荒野ピエモンテ州(イタリア)、森絵都ブルターニュ地方(フランス)、江國香織アレンテージョ地方(ポルトガル)を舞台に短編を書いている。登場人物が日本人ではないのは何となく違和感として残るかな。海外作家が日本人を描いたのを読んだらやっぱりこんな気持ちになるのだろう。森さんのだけちょっと方向性が違ってて個人的にはいちばん面白かった。次点は角田さん。