読了本

ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)

ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)

ペニーフット・ホテル受難の日/ケイト・キングズバリー
女主人が営む上流階級向けの鄙びたホテルを舞台にしたシリーズの1作目。映像的というか、海外ドラマっぽい雰囲気の物語だ。時代背景は百年ほど前のイギリスで、訳もかっちりとして落ち着いた感じがするが、コージー・ミステリに分類されるのかな? 宿泊客もスタッフも個性的なメンツが揃っているから、巻を重ねるごとにユーモラスな部分も強調されていきそう。作者の別名義のシリーズ<ベルヘイヴン・ハウス>がまた面白そうな話で……これも訳出されるといいなぁ。