読了本
- 作者: 初野晴
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/30
- メディア: 単行本
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学園もののコミカルな連作ライトミステリ。続編を先に読んでしまったのだが、こちらの面白さが色褪せることはなかった。しっかしホントに変人ぞろいな高校だねぇ! とくに書下ろしは予想外の結末で……これが重すぎたから続編では情報の公開をセーブしてるのかな? すでに語られてるのだろうと想像してたハルタと草壁先生の事情はまだ明らかになってなかった。続編に持ち越しか、あるいはこれも伏せられるのかしら。
表題作に出てきた和歌は、それ自体に深い意味があるわけじゃないのだったら分かりやすくメジャーどころで百人一首の小野小町でよかったのでは? こんなマイナーな歌(古今集にあるそうだ)をわざわざ持ってきた裏の意味を探って考え込んじゃったじゃないの(^^;。ハルタとチカは「仮面ライダーW」のフィリップと亜樹子のイメージで読んでた。ぜひドラマ化してほしー。