読了本

まほろ駅前番外地

まほろ駅前番外地

まほろ駅前番外地/三浦しをん
直木賞受賞作の続編。とはいえそんなに良い作品とは思わないのだが、「由良公は運が悪い」あたりからちょっと面白くなってきた。しをんさんは老若男女でいえば「若」を描くときがいちばんハマってる気がする。それにしても行天の小指って何だっけ? 多田の妻子って何だったっけ?? 思い出せない。ちょろっと説明入れておいてくれてもいいのに(自分のトリ頭は棚に上げ)。行天のさらなる暗部があらわになったり、多田が新たな恋に悩んだりと、まだまだ続きそうだねこのシリーズ。

決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)

決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)

決戦のとき クロニクル千古の闇6/ミシェル・ペイヴァー
「トラクが活躍するのは、今から六〇〇〇年前の世界です。」……って、活躍してたかぁ〜? 今回はそれほどウッカリじゃなかったものの、常にもましていろんな人が死に物狂いでがんばって、手助けしてくれて、やっとどうにかなったんじゃなかったっけ? フィン=ケディンの制止を振り切って出てきたくせに、いざとなったら「もういやだ、誰か他の人がやって」とか、どの口が言うのか! 等々、またしてもつっこみまくりの巻でござった。ほんとトラクって「こんな主人公はイヤだ」ランキングの上位者だよ(笑)。ていうか、ヒロインと思えばいいのか、あの愛されっぷりは。ラストはさすがに嬉しく思ったけれど、レンも趣味が悪いというか何というか。わざわざ苦労を背負い込まんでも……。ベイルが生きていればねぇ。まあ、しあわせにおなりー(適当)。