読了本
- 作者: スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,岩澤雅利
- 出版社/メーカー: 早川書房
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三部作の最終巻。といっても第4部の草稿があるそうで、作者急逝により永遠に続きが読めなくなったことは残念でならない。リスベットとミカエルの関係がどう変化していくのか知りたかったな……“ピッピ”と“カッレ”が実在して、大人になってから出会ったならばかくもあろうかという、とても特別な友情を育んでいったのだろうに。とはいえ『ピッピ』のことは知識として持ってるだけなので(読んだとしても記憶がおぼろげ)この後カッレシリーズとともに読むつもり。ミレニアム三部作ではいつも底流に「女を憎む男」というテーマが流れているが、一作ごとにジャンルを変えてくる凝りようのおかげでその印象はぼやける。だから男性でも鼻白まずに楽しめるのかなと思う。リスベットが満身創痍になりながらも最終的には勝利を手にするあたり、かなり勧善懲悪的なところはあるよね。法廷でのくだりはクールに熱かった。アニカ、グッジョブ!