読了本
- 作者: 平岩弓枝
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/01/10
- メディア: 単行本
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まあ普通に読めるのだが、麻太郎と源太郎が何やっててもあんまり心が浮き立たないorz。むしろ長助とか嘉助とかが出てきたときのほうが嬉しかったり。花世はなんで結婚を迫ったんだろ? 職を失いそうってのは押しかけ女房の後だし、親へのあてつけってわけでもなさそうだし。ただ単にビビビッと(古)来たのか。源ちゃんが花世のどこに惚れてるのかも見えてこないんだよなぁ。別にいいけど……。「托卵の子」は緊張感があって面白かった。しかし何だかシリーズの締めに入ったみたいな終り方だな。こちとら東吾がふらっと帰ってくる期待を今でも捨てられないっていうのに、このまま終られたらほんと平岩さんを恨むよ。源ちゃんがよくラムネを買うのが、甘いもので小腹をふくらませていた独身時代の父親の面影とダブって微笑ましい。