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俳句、はじめました

俳句、はじめました

俳句、はじめました/岸本葉子
俳句ビギナーの著者は句会に参加するため毎回どうにかこうにか句をひねりだす。その呻吟の様子をさらりと綴ったエッセイ。たいそうまじめで勉強熱心、素直にアドバイスをきくから上達も早いのか、句の読みぶりが次第にさまになってくるのが素人目にもわかる。17文字しかないだけに、語順やてにをはが一字違っただけでガラリと印象が変わる俳句の、創作の流れがかいまみられてなかなか面白かった。ほんと、先生にちょっと添削してもらったとたんに句の軽やかさが増すもんなぁ。「潺」の字は私も読めなかったから、IMEパッドの手書きモードで検索した……便利な世の中だね!