読了本・コミックス

以下、FMD（不思議なものが見えてちゃってどーしよう）系主人公のマンガをまとめ読み。

夏目友人帳 9 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳９／緑川ゆき
「東方の森」編にはかなりドキドキさせられた。的場、不穏すぎるぜ……。大パレードはよかったなぁ、夏目の人徳だ。けどあれが的場の好奇心？所有欲？をさらに煽ったような気がして怖いんですけど。人間の味方も増えてはいるけど、妖怪や的場の前には無力で、それが夏目の弱みでもあるわけで……。レイコさんのことは今後もっとつっこんで描かれるのかな。

誰も知らない〜子不語〜 1 (ヤングジャンプコミックス)

誰も知らない〜子不語〜１／夏達
中国の女性漫画家による繊細で美しいタッチの心優しいファンタジー。中国の若い世代にもちゃんとこういう感性が残っていて、不思議な空間や神秘的な生き物たちも消えてないのは嬉しい。沈にいちゃんは何なんだろうね、人じゃないのか……？　第三話「影」と第六話「琥珀」がとくに好きだった。続きが楽しみ。

真昼に深夜子 1巻 (BEAM COMIX)

真昼に深夜子１／宮田紘次
ボーイッシュな女子高生・真昼を相棒に見込んだ深夜子（まよこ）はなんと幽霊で……！？　アクションシーンは迫力あるし、意外と純情な真昼がかわいい！　神様の出す人助け指令を完遂すると願い事が叶うらしいのだが、深夜子の望みはともかくなんで神様がこんなことをやってるのかはちょっと謎だったり。

(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 星が原あおまんじゅうの森 1

星が原あおまんじゅうの森１／岩岡ヒサエ
人間の身勝手さや、もろもろの暗い感情をふわっとしたそよ風のような柔らかさで暴き出す。ネムキ連載だからファンタジーというよりちょいホラー寄り。かわいらしい絵柄なのにこれまた不穏な……。１話から泣きそうになってしまった。同時収録読み切りの「まさひろー」もヤバかった。科子が蒼一の前に姿を見せるとき、星が原になにかが起こりそうな予感。

ありをりはべり(1) (KC KISS)

ありをりはべり１／日向なつお
神様が見えるようになった棗、神社の子だけど見えなくなった藤島君。二人をとりまくちょっと不思議なほのぼのハイスクールライフ。同じナツメでも棗はタカシとは違ってタチの悪いモノには出会わない。だから退魔的な展開は（今のところ）ないが、ほのぼのできてなかなか面白い。蛇神のミーシャもかわいい。けどなんでミーシャ？