読了本
- 作者: 野中健一
- 出版社/メーカー: 小峰書店
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 単行本
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世界の昆虫食をテーマにした児童向けの本。大人にも入門編としてなかなか読み応えがあると思う。
小学校の頃はイナゴの佃煮作って食べたものだが、今はちょっと抵抗がある。でもこの本のニュートラルなものの見方の影響を受けた今、郷に入ればイモムシとかでもイケそうな気がする。ただカメムシがうまいってのは信じがたいな……。まあナンプラーとかパクチーとかのクセのある香りも平気なのだから、口にできるまであと一歩かもしれないね。日本におけるヘボ(クロスズメバチ)の食文化について書かれたくだりも面白かった。あと表紙のおとうさん、かわいい(笑)。
驚いたのは挿絵を担当してるのが柳原望さんだということ。同姓同名ではなく正真正銘あの漫画家の柳原さんだった。「昆虫食先進国ニッポン」という本のイラストも描いてるらしい。野中さんのフィールドワークにも同行したとか。こういう経験をもとに『高杉さん家のおべんとう』が描かれたのかな。まだ読んでないが俄然楽しみになってきた。巻末のガイドをたよりに他の虫食本も読んでみよう。