読了本

骸の爪 (幻冬舎文庫)

骸の爪 (幻冬舎文庫)

骸の爪/道尾秀介
真備シリーズ2作目が文庫落ち。少しずつ読んでいくつもりだったのに、面白すぎて気が付いたら深夜3時過ぎてた。最後まで弛みなくつむがれた物語にどっぷり浸るのって何て楽しいんだろう。最近面白い本ばっかりに当たって嬉しいなぁ。
1作目よりもホラーとミステリの均衡がとれてる感じがする。ホラーというか、民俗学民間信仰的な色合いが濃いんだけども。ちょっと蓮丈那智シリーズを思い出す(北森鴻さんのご冥福をお祈りいたします)。解説によれば道尾さんは仏像に造詣が深いんだそうで。作風からしたら意外なような納得のような。
ところで『荒呼吸(2) (ワイドKC モーニング)』に出てきた「うすしま明王」ってホントにあったんだ……(ネタだと思っててすみません)。