読了本

東京マラソンを走りたい/喜国雅彦
キクニさんがおくる「楽しくだらだら走る」ための笑えるマラソンエッセイ(マンガもあり)。早く走る、記録を出すことが第一の目的じゃないジョガー(私だ)にはモチベアップにもってこいの好著。なんで走るなんて苦行を好きこのんでやるの? という人にもよさそう。苦行じゃなくする方法が書かれてる本だから。白地図塗りつぶしはいいなあ。私の場合、野鳥観察が楽しみのひとつ。今なら渡り鳥も来てるしね! まあ走んなくても見られるっちゃ見られるんだけど……(笑)。
犬ふん看板は私も大の好物で、お初の看板を見つけるとラッキーと思いつつ鑑賞してきたのだが、写真をコレクションしようって発想はなかった! キクニさんは私と生活圏が微妙にかぶってるようなので知らずにすれ違ってるかもなぁ。ところでWebの写真館にも「二匹の犬が愛らしく戯れてる、つもりなのだろうがサカってるようにしか見えない」脱力ものの迷看板がなかった。ご存知でないのなら教えてさしあげたいものだ。*1
ちなみに早く走りたい、記録を出したい人にはマラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ (角川SSC新書)が向いているだろう。役に立つ専門的知識がぎっしり! めざせQちゃん! 私は、ここまでやるのはまだムリ、自分にはちょっと早すぎる、と投げ出してしまったんだけど(^^;。でも来年の冬はフルに出てみたいとひそかに思っている。今は「黙練(だまれん)」……というか黙々と走るのみ。そして来年度こそは東京マラソンに当選するといいですね>キクニさん。
ところで、この本にも登場している漫画家・高橋しん好きになるひと―高橋しん初期短編集完全版 (Big spirits comics special)収録「世界で一番近い島」も純粋にジョギングの楽しさ・爽快さを描いてておすすめだ。走るのなんて大嫌いと思ってたころからこの短編は好きだった。まさか私も走り出す日が来るとは、当時は夢にも想像せなんだ……。マラソン1年生もいいっすよー。みんな、ちょっと走ってみない?!

*1:と思って犬の散歩のついでに探したが見つからない。つい最近まであったはずなのに、新しいものに掛け換えられてしまったらしい。換え残しがないか引き続き探索中。