読了本

おとり捜査官 2 視覚 (朝日文庫)

おとり捜査官 2 視覚 (朝日文庫)

冒頭えぐい……。首都高で起こった大事故が思わぬ事件へと発展していくくだりも痛ましい。けれど展開の早さと予想のつかなさにどんどんページをめくらされてしまう。今回の志穂はあまりおとり捜査官らしくなく、どちらかといえば潜入捜査官だった。なんでもやらされちゃうんだなー(^^;。ふと耳にひっかかった何気ない言葉から、細い細い糸を伝ってついに真実へ辿り着くのは出来すぎな感じもあるがやっぱり面白い。袴田と「桃ねこ倶楽部」の女編集長とのやりとりがよかった。この人もう出てこないのかな。

本の読み方

本の読み方

ふだん自分では読まないジャンルの本が中心だけれど更新があると読みに行く、そんな読書系ブログがいくつかある。新しい、未経験な「本の読み方」を知るのは楽しい。文章や感性が好ましいとなおいい。この本の著者は昨年亡くなられたのですね……残念。もっと早く知りたかった。ブラッドベリ『何かが道をやってくる』と林真理子『本を読む女』、張海迪『車椅子の上の夢』、マーサ・グライムズ『桟橋で読書する女』は私も読んでみよう。