いや〜、面白いなコミック版。男が何人も寄り集まって相談してるだけのシーンがえんえん続いても読んでて飽きないし、説明も分かりやすい。コマ割りとかアングルとか台詞の量とかさりげなく工夫してあるんだろうな。そして
京極堂が凶悪なまでに怖い。ちゃんと芥川の幽霊だ。あああああ頼子がかわいそうーーーーーーいろんな意味で。
これはなかなか。偏屈な百けん先生がラブリーだ。原作にかなり忠実だけど、そのまんまじゃないんだね。淡々と進んでいく中で突然コマや文字が大きくなってスピード感が出たりするのが面白かった。
御殿場線の乗換えのくだりとか、あと狐列車とか、心臓どきどきもんですわ。箱入りの装丁もをかし。
IKKIは鉄道がからむと無駄に凝るねえ。
可愛くて楽しい。とくに幸子の関西気質がいい。設定はもうちょっと練ってほしかったかなと思う。どこかとっちらかった印象。神であればゲームや
ラノベが出典でも具現化するというなら、舞台は出雲という大きなくくりではなくもっとこじんまりと絞ったほうがバランスとれそう。
異世界王子と女体化少年の純愛物かと思って買ってみたんだけど、シリアスなのは最初だけでだんだん
エロコメ化していった。がっかり……。王子×少年と弟×兄と、両方あるからいいのかもしれないけど、個人的にはどちらか一方を本筋にしてくれないと感情移入できないというか。