「ヤンキー巫女」というタイトルの
インパクトに惹かれおむらさんに貸してもらった。
民俗学的な部分を含めけっこう面白かった。
直会をなおらいと読まないのはなんでか、と訝っていたらそういうことか。アズサが思ったほどヤンキーしてなかったのは残念だけど少女向けノベルだもんなあ(キャラの美形率はやたら高かった)。残虐なる拷問と真打ちパパ登場のくだりには思わず
吹き出した。ヨシノいい性格してるわ。彼以外の同級生、司書以外の村人がまったく描かれないなど物足りない部分もあったがそれは続きに期待したい。
百鬼夜行絵巻は詞書のないものがほとんどなのだが、この本では詞書ふうに情景を読み解いた「物語」をつけてくれてて、そこがなかなか面白かった。こういうスタイルの絵巻が出来た当初は誰かが絵ときをしてくれるのを聞きながら絵を眺めたのかなあ。
百鬼夜行図を染め出した着物がすごい! 誰が着たんだろう、やっぱ花魁とか?