読了本

ぽっぺん

ぽっぺん

石田さんのエッセイはどことなくとりのなん子を連想させる。エサ台シーズンじゃないこまごました日常をテンション低めで淡々と描いてる「とりぱん」みたいな感じ、といったら分かってもらえるだろうか。あの飄々としたざっくばらんな人柄と観察眼の柔軟さが似ているのかもしれない。文章に独特の味わいがあって、こうして感想を書いてるあいだにもなんだか微妙に影響されてしまってるなあと思うことであるよ。

梅ぢから―びん干し梅干しから梅酢みそまで

梅ぢから―びん干し梅干しから梅酢みそまで

この本のレシピで「うち割って、かりかり漬け」を作ってみた。うち割って、は著者のふるさと福岡・八女地方の方言という。うまくできるといいな。去年は冷蔵庫保存しなかったせいでカリカリにならなかった。シロップはとれたから今も毎朝、青汁と黒酢と水で割って飲んでいる。目の覚めるうまさ! シロップは残りわずかなので先週末に梅4キロ分を仕込んだ。
あとは梅味噌も仕込もうかな……それで今年の梅仕事はおしまいにする。梅干しは去年ゲリラ豪雨続きでとうとう干せなかったのが梅雨明けを待ってるし、梅の甘露煮はたくさん残ってる梅酒の梅で作ったら驚くほどおいしかったし。でもスーパーでいい梅が安く売ってるのをみたらついつい買ってしまいそう。