読了本・コミックス

猫mix幻奇譚とらじ 2 (フラワーコミックスアルファ)

「7seeds」でどシリアス描いてる反動？　いい感じに肩の力が抜けてるというか、緊張感が続かないというか、ヘンで面白い雰囲気。といってコメディなわけでもないけれど、パイ・ヤンがいちいちとらじを不憫がるのはちょっと笑える。熱血漢のくせに妙に冷静なツッコミ入れるし。しかし彼は可哀そうだな、けっして家族を顧みない放蕩亭主じゃなかったのに。マメに愛情みせなければ、思いが通じてなければ、それはなかったのと同じなのだろうか。記憶を取り返した後の妻の冷たい視線にはこちらまで震え上がった。

町でうわさの天狗の子 3 (フラワーコミックスアルファ)

天真爛漫なのは長所でもあるけど、悪く転ぶと相手の気持ちに鈍感であったりもする。この巻ではタケル君や瞬たちに対する秋姫のちょっと無神経な言動が目だってた。作者は秋姫の「ナチュラルな気遣いのなさ」にわざと焦点をあててるような感じがするので、ほのぼのファンタジーな味わいを壊さずそのへんをどうつっこんで描くのか、あるいは描かないのか、先が気になる。

JIN―仁― 13 (ジャンプコミックス デラックス)

JIN―仁― 14 (ジャンプコミックス デラックス)

タイムスリップの謎、タイムパラドックスの懸念についてはまだ引っぱり中。そろそろ話に動きがあってもいいころではないだろうか。