読了本

おとり捜査官 1 触覚 (朝日文庫)

おとり捜査官 1 触覚 (朝日文庫)

1996年から続くシリーズの新装再刊版。この作品、ずっと気になってたのに読まないでいたのは、1)なんかエロそう 2)山田正紀ってSF作家でしょ? 3)社会派ミステリは苦手、あたりが理由だったのだがこれらはすべて杞憂だったらしい。もっといくらでも分厚く書けそうなのにサクサク話が進んで文章もあっさりめで、それでいて手が込んでいてしっかり面白い。解説陣によると巻を追うごとに面白さは増し、シリーズを通してみればあっと驚く仕掛けが待っているようなので楽しみだ。
法月さんの熱い解説に風太郎のミステリも読みたくなってしまった。「おんな牢秘抄」のコミック版『花かんざし捕物帖』の連載をmichao!で読んでるんだけどいま話が佳境に入ってるんだよね〜。原作を先に読んでしまおうかどうしようか悩む。