読了本

ニコラス・クインの静かな世界 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ニコラス・クインの静かな世界 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

終盤は推理が二転三転するので何だかよく分からなくなってしまった。デクスターのミステリっていつもそうだなぁ。さまざまな断片が意味深に挿入されるのだが、重要な事実は2、3であとは事件とあまり関係がなく、一体なんだったんだとブーブー言いたくなってしまう部分もあった。まあね、誰かが猫嫌いだろうがバイトを休もうが足の指が6本あろうがどうでもいいっちゃいいんだけどさ。たくさんのノイズの中から真実を選り分けるのよりも提示された事実のほとんどが伏線として謎の解明に繋がるような“ムダのない”話のほうが私は好きなので……。